6月のFRB会合の議事録をみると、参加者は、労働需給は堅調であり、最大雇用の推計水準に近い水準にあると判断しています。何人かの参加者は、最近の労働市場の安定は、採用とレイオフの減速を反映していると指摘し、また、複数の参加者は、不確実性の高まりから採用決定を保留していると回答した。複数の参加者は、移民政策が労働供給を減少させていると述べた。労働市場の先行きについては、ほとんどの参加者が、関税引き上げや政策不確実性の高まりが労働需要の下押し要因であり、多くの参加者が徐々に軟化するとの見方を示した。複数の参加者は、既に一部の指標に弱さの兆しがみられており、労働市場のさらなる弱さの兆候を注視していくと指摘した。何人かの参加者は、賃金上昇率の鈍化が続いており、インフレ圧力にはならないと指摘した。